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更新日: 2025-06-15
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サポートライフサイクル

アプリケーション開発の計画から実装、保守運用を行っていくうえで、開発に使用する製品のサポートライフサイクルを把握しておくことは非常に重要です。サポートが終了した開発環境やライブラリにはセキュリティや不具合の修正が提供されませんので、サポートライフサイクルを意識せずアプリケーション開発を行うことは、開発環境のセキュリティはもちろん、アプリケーションを利用するユーザーのシステムのセキュリティも危険に晒す可能性があります。

Visual StudioおよびVisual C++ランタイムのサポートライフサイクルは、10年間のMicrosoft製品の固定ライフサイクルポリシーに従います。最初の5年間のメインストリームサポートでは、新機能、プラットフォーム更新プログラム、セキュリティ更新プログラム、機能修正プログラム、および品質改善が提供されます。後半の5年間の拡張サポートでは、セキュリティ更新プログラムのみが提供されます。製品を最も効果的かつ安全に使用するために、常にVisual Studioの最新の最も安全なリリースを使用することが推奨されています。

Visual Studio/Windowsサポートマトリクス

Visual Studioの各バージョンとサポートOSの表をまとめています。ライフサイクルに関するFAQによれば、「システム要件に記載されているバージョンより新しいバージョンのOSでの使用がサポートされている」とのことなので、各バージョンのシステム要件のドキュメントに加えてこの点を加味しています。

Visual Studioバージョン サポート終了日 Windows 11 Windwos 10 Windows 8.1 Windows 7 Windwos Vista Windows XP
Visual Studio 2022 2032年1月
Visual Studio 2019 2029年4月
Visual Studio 2017 2027年4月
Visual Studio 2015 2025年10月
Visual Studio 2013 2024年4月 ○ (23H2まで)
Visual Studio 2012 2023年1月 ○ (22H2まで)
Visual Studio 2010 2020年7月 ○ (2004まで)
Visual Studio 2008 2018年4月 ○ (1809まで)
Visual Studio 2005 2016年4月 ○ (1511まで)
Visual Studio .NET 2003 2013年10月
Visual Studio 6.0 2005年9月
  • Visual StudioはLTSB/LTSCのWindowsをサポートしていません。Windows Serverはサポートしています。
  • Azure Virtual Desktopのマルチセッションなど同一コンピューター上のVisual Studioを複数ユーザーが同時に使用することをサポートしていません。
  • サポート終了日は最新のマイナーバージョンのものを記載しています。古いマイナーバージョンは上記より短い可能性があります。

参考情報

Visual C++ランタイム/Windowsサポートマトリクス

Visual C++バージョン Windows 11 Windwos 10 Windows 8.1 Windows 7 Windwos Vista Windows XP
Visual C++ 2015-2022 (14.30-14.49)
Visual C++ 2015-2019 (14.27-14.29)
Visual C++ 2015-2019 (14.20-14.26)
Visual C++ 2015-2017 (14.10-14.19)
Visual C++ 2015 (14.00-14.09)
Visual C++ 2013 (12.xx) ○ (23H2まで)
Visual C++ 2012 (11.xx) ○ (22H2まで)
Visual C++ 2010 (10.xx) ○ (2004まで)
Visual C++ 2008 (9.xx) ○ (1809まで)
Visual C++ 2005 (8.xx) ○ (1511まで)
  • Visual C++ランタイムはLTSB/LTSCのWindowsをサポートしています。
  • サポートライフサイクルは付属しているVisual Studioのバージョンに準じます。

参考情報